双極性障害とうつ病ってどう違うの?全く異なる病気とされているのには理由があります。

「うつ病と診断され、うつ病の治療を続けてきたのに良くならない・・・」

「もしかして自分は、双極性障害?」

双極性障害はその病名が確定するまで平均八年を要するというアメリカの研究データがあります。早めに病名が分かった方が適切な治療が受けられることは言うまでもありません。

今回は双極性障害とうつ病の違いについて見ていきます。

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双極性障害とうつ病の違い

ずばり、双極性障害とうつ病の違いは

「躁(軽躁)状態があるか否か」です。

重たくうっとうしい気分が付きまとう、興味・関心が持てない、といった症状が続く抑うつ状態にの他に

気分が高揚する躁(軽躁)状態が見られる期間があるかどうかで判断されます。

双極性障害Ⅰ型は周りも本人も困るような激しい躁があるため判別しやすいですが

Ⅱ型とうつ病は判別しづらいです。

軽躁は周りも本人もあまり困らない程度の躁なので、軽躁を自覚しないままだとうつ病の治療を受け続けることになります。

Ⅱ型の軽躁をただの好調と捉えると双極性障害の診断はされません。

Ⅱ型の軽躁の特徴はコチラ↓

関連リンク:双極性障害Ⅰ型とⅡ型の違いを解説!躁と軽躁の診断基準は?

また、初めて自覚した症状がうつ状態である場合、それがうつ病なのか双極性障害のうつ状態なのかを診断することはできません。

躁状態、軽躁状態が出てはじめて双極性障害に診断が変更されます。

私もはじめはうつ病の治療を受けていました。

双極性障害の処方に切り替わるまで2年ほど要しました。これでも、診断は早い方なのかもしれません。

双極性障害とうつ病を異なる病気とする理由

このように双極性障害は診断が難しい病気ではありますが

双極性障害とうつ病を全く異なる病気として見なければならないのは理由があります。

再発のリスクが高いから

うつ病は再発が比較的少ない病気であるのに対し、双極性障害は再発のリスクが高い病気です。

長期的に経過を観察する必要があります。

寛解したと自己判断せずに通院・服薬を続けることが再発防止につながります。

治療に用いられる薬が違うから

双極性障害とうつ病に用いられる薬は異なります。

うつ病の治療には抗うつ薬が用いられますが

双極性障害に抗うつ薬を用いると、薬が効かない、躁転してしまうなどの場合があります。

おわりに

双極性障害とうつ病の違いを簡単に説明しました。

もし、自分は双極性障害なのでは?と心当たりがあるようなら

精神科を受診してみることをおススメします。

早めの治療が、早めの回復につながります。

参考文献:加藤忠史「双極性障害―躁うつ病への対処と治療」2009年、ちくま新書

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