就労継続支援B型を受けて体験したこと・感じたことまとめ

前回まで私が就労継続支援B型サービスを受けていた時のエピソードをお送りしてきました。

今回はその総集編として、体験したこと・感じたことをまとめていきます。

1日目を読んでいなくても分かる基本情報

就労支援施設に通っていた私が体験したことや思ったことの話

障害者差別の意図はない

・書いている人(私)は双極性障害Ⅱ型の精神障害者

・時系列バラバラ

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就労継続支援B型を受給して良かったこと

一般就労への準備ができた

アルバイトや正社員を目指すにはまだ体調に不安がありました。

双極性障害療養中から一般就労を目指す段階を踏むのに、就労継続支援を利用することは私に適していたと言えます。

就労支援作業所の職員さんと支援員さんと相談して無理のない作業目標を立てました。

目標を達成したら、ちょっとハードルを上げてみます。

通う日数を増やしてみる。

作業時間を増やしてみる。

サービス利用者さんとコミュニケーションをとる。

新しい作業にチャレンジしてみる・・・などなど。

私は体調に波があったので継続して通うことが一番難しかったです。

それも主治医と相談しつつクリアできたので

結果的に週5日、1日6時間のアルバイトができるようになるまで体調は回復しました。

自信がついた

大学を退学してしばらく自宅療養しているうちにすっかり自信喪失に陥っていました。

通所してからもしばらくその状態が続きましたが、できる作業が増えていくとともに自信が増していきました。

アルバイトできるまで自信を回復できたのも就労継続支援のおかげです。

人との関わりができた

自宅で療養していると家族ぐらいしか人と会わないので寂しいし、息苦しく感じることが多々ありました。

でも通所し始めてからは職員さん、利用者さんと協力して作業をしたり

昼休みは一緒にご飯を食べておしゃべりしたりと人と関わる機会が増えました。

コミュニケーションが苦手な人とのトラブルもありましたが、職員さんに仲介に入ってもらうことで大事にならずに済んでいました。

家族とのやり取りにイライラしていた私にとって、通所はいいコミュニケーションを育む場になっていました。精神衛生上良かったです。

障害者と過ごして感じたこと

障害者へのイメージが変わった

私は生まれたときから障害者だったわけではありません。

高校生まで健常者として生きてきました。

それまでに自然と「障害者に対してのイメージ」が定まっていました。

「障害を持っていながらも、それを乗り越えようと頑張っている人たち」みたいなね。

多分、メディアが作り上げた障害者像なのでしょう。

テレビでしか見たことないからそう思ってしまうのも仕方ありません。

健常者が見て「障害者って障害に負けず頑張っているんだな!」と思うお涙頂戴ものです。

NHKのバリバラという番組はご存知でしょうか。

初めて見た人はびっくりするでしょう。「え?ここまでやっちゃっていいの?」と見ていて不安になってきます。

一見障害者を馬鹿にしてるように見えるかもしれませんが、そうではありません。

そうではない、と思うのは恐らく私が就労支援作業所で障害者さんと触れ合う中で自虐ネタを言ったりお互いバカにしあっているところを見ているからです。

メディアが作り上げた障害者像を壊そうとしている番組です。非常に好感が持てます。

作業所に通っていて思ったのは、自分が思っていた障害者のイメージと違うということです。

障害者みんなが障害を乗り越えようと頑張っていると思ったら大間違いです。

ふつーに怠けて、暴言吐いて、職員さんに怒られてます。

性に対してピュア、とかいうのも間違いです。

障害者は聖人ではないよ!

18歳以下が持ってきてはいけない本を持ってきてムフフしている人もいたのでこれまた職員さんに注意されていました。

私はそんな人間臭い障害者さんたちと触れ合ううちに障害者の既存のイメージはいつの間にかぶっ壊れていました。

障害者を馬鹿にしてるような書き方に見えるかもしれないけど、私だってバリッバリの手帳持ち精神障害者だからね!お忘れなく。

そもそも障害者だから馬鹿にしてはいけない、とかおかしいやろ?じゃあ健常者は馬鹿にしていいのかよ。

自虐や馬鹿にしているしていないラインは健常者障害者関係なく相手との関係性を見極めてこそだろう、思うんだけどどうだろうね。

自分の障害とどう向き合うか考えさせられた

健常者でもないし自分を障害者とも認めたくなくて宙ぶらりんな感じでした。

自分をどこに所属させるか分からずアイデンティティが曖昧な状態です。

しかし障害者として作業所に行き、障害者に囲まれて作業しているとおのずと

「ああ、自分は障害者なんだな」と自覚させられました。

周りと比べて自分は何が苦手なのかも把握することができました。

障害者であることを受け入れてからは、ではこの障害とどう向き合っていこう?

苦手なことにどう対処していこうか?と考えるようになりました。

健常者への見方も変わった

世の中に障害・難病は山ほどあります。
専門家でもない限り私たち一般人がすべてを把握することは難しいですよね。

でも、何の障害かは分からなくてもその人を観察し、コミュニケーションをとることでその人が何が苦手なのか、どう接すれば良いのかを考えることはできます。

作業所に通う人が何の障害を持っているかは分かりません。

職員さんはプライバシー保護のため誰が何の障害を持ってると言うことは無いので

障害者さんが「私は○○障害で、○○が苦手です」と言わない限りはっきりとその人の障害を知ることはできません。

そのためこちらがよくその人を観察して「○○さんはこれが苦手なんだな」と判断し作業を協力して進めたり会話したりする他ありません。

でも、これって障害者だけに当てはまることではないでのはないでしょうか。

人には誰にだって得意不得意なことがあります。

早起きが苦手、人前で喋るのが苦手、計算が苦手、道を覚えるのが苦手・・・健常者だって人によって苦手なことはたくさんあるのに社会はひたすらに「それができて普通」を求めてきますよね。だから私たちは「これができなきゃ普通じゃないんだ」と思うようになります。

「なんでできないんだ!」って頭ごなしに怒るんじゃなくて

ふと一度立ち止まって「この人はこれが苦手なんじゃないか?だったら他のことを任せるのはどうか?」と気付ければ。

何かが極端にできない人を「この人ちょっと変!普通じゃない!」と敬遠する前に人間誰しも苦手なこと(=障害)を持ってる、と思って接することができれば。

そしたらもうちょっと優しい世界になるのにな。

大げさかもしれませんが、私は就労支援作業所に通って人の見方が変わった気がします。

海外に行って価値観を変える!って女子大生が良く憧れて言いそうなセリフだけど、
国内でサクッと価値観変えたければ障害者と数日同じ空間で作業をしたりご飯食べたりしてみればいいんじゃないかな!

おわりに

私の就労支援エピソードは以上になります。

長い間お付き合いいただきありがとうございました!

就労支援サービスの内容(作業内容・受給の仕方・目標の立て方)が気になる方向けに後日記事を上げる予定なので、悩んでいるあなたはそちらもどうぞ!

(追記)UPしました。

就労継続支援A・B型と就労移行支援の違い、受給方法、作業内容などを簡単に説明するよ。
私は双極性障害Ⅱ型と診断されてから1年ほど就労継続支援B型サービスを利用していました。 自宅療養から就労支援を経て、アルバイトができる...
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