「障害=恥ずかしい?」精神障害者保険福祉手帳の取得を迷っているあなたへ

双極性障害Ⅱ型、精神障害手帳3級の理奈子です。

3級は一番障害の程度が軽い等級ですが、障害者であることに変わりはありません。

今回は私が精神障害福祉手帳を取得するときに思ったことについてのお話です。

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私が障害者になるまで

身体、知的、精神障害者に差別意識を持ったことはないつもりです。

祖父母が障害者教育に携わっていたこともあり、小さいころから障害を持った知人との関わりがありました。

障害があるため生活に何らかの不便は生じるが、自分たちのように健康な人と何ら変わりのない人間で、避けたり怖がったりすることはないと幼いながらも感じていたように思います。

私が障害者手帳を取得したのは2年前のことです。

3~4年前から自分が精神障害福祉手帳を取得できることは知っていて、主治医に相談したこともありました。

しかし、「手帳を持てば障害者となるが、それでもよいのか」と言われ踏みとどまってしまいました。

私は障害者を差別したことのないつもりでいましたが、いざ自分が障害者となるのは「嫌だ」と思ったのです。

小、中学と健康でなんの問題もなく、高校も進学校に行けたのに、私が障害者に「なり下がる」のかと思いました。

それでも手帳を申請したのは、転院した先の主治医に勧められたからです。

精神障害者になるというデメリット(?)より、メリットの方を重視することにしました。

申請してから2カ月ほどで無事手帳は届きました。

「これで私も障害者なんだな~」という気持ちでした。

各所で手帳を見せるのに初めは抵抗がありました。

でも今では手帳を出すのに抵抗は無くなりました。

バスに乗るとき、ごくたまに美術館や水族館に行くときなど便利に使ってます。

障害者は恥ずかしい?

障害者であることは、「恥ずかしい」ことなんでしょうか。

私はそうは思いません。

なのに、自分が障害者であるのは恥ずかしいと未だに思っている自分がいます。

おかしいですよね。他人は差別していないつもりなのに自分の障害は恥ずかしいと思っているんです。無意識に障害者を下に見るような考えがあることにショックを受けています。

「障害=恥ずかしい」という考えが自分の中にあるってことは、無意識に自分以外の障害者も差別しているのではないかということに気付いて、苦しいです。

障害者であることは自ら手帳を見せたり打ち明けたりしない限り、他人にバレることはありません。何かの手続きや割引に使うときに見せる相手は大抵赤の他人ですから。

なので進んで知人に見せたことはありません。

なりたくて障害者になる人はいないでしょう。

ただ、私はもっと堂々としていたいです。

障害を見せびらかすとか、自慢するとか、笠に着るとか、そういうんじゃなく。

障害者だからってこそこそ恥ずかしがるのでもなく。

障害あるけど、日常生活に支障来してるけど、それが何か?ぐらいで堂々としていたいんです。

結局、私が障害を恥ずかしいと思っているのって障害を受け入れられてないからだと思うんですよね。

あと、考えすぎ。

「身内に障害者がいるという理由で家族まで差別されたらどうしよう」云々。

障害者を差別する人に敏感になりすぎています。

知人の、生まれつきの全盲の方は

「俺と一緒に美術館行くと、タダになるよ。一緒に行かない?」と冗談めかして言っていました。

障害者ジョーク!強い。憧れます。

手帳の有無はあまり関係ないのかも

自分と障害についていろいろ考えを巡らしていましたが、

手帳を持っている(国に認められている)=障害者、じゃないのかなあと思えてきました。

もし私がずっと精神障害福祉手帳を取得していなかったとしても、5年も双極性障害と付き合っていて、日常生活に支障を来していればもうそれは障害者なんじゃないでしょうか。

今さら、健常者には戻れないってわけです。

「なんで私が障害者に?」「なりたくてなったわけじゃない」「周りがうらやましい」

「普通になりたい」・・・障害を受け入れるのって、とても難しいです。

周りから差別されるのが怖いです。

白い目で見られたくないです。

なのに、気付いたら白い目で見ていたのは自分でした。

精神障害者の私を一番差別していたのは、私でした。

自分を、自分で差別するのはやめたいです。

そうしたら、私が障害者を差別することはなくなります。

手帳の取得を迷っているあなたへ

手帳を持っていることでただ一つデメリットがあるとしたらそれは「障害者になること」です。

今までどこにも自分を障害者と決定づけるものはなかったのに、手帳を持っていれば障害者であるとレッテルを貼られるようなものです。

ただ、手帳の取得を考えるということは、障害により日常生活に支障を来している段階にあるということです。それはもう手帳が交付されなくても障害者なのではないでしょうか。

その段階にあるということは手帳を持っている方がメリットが多いです。後はあなたの気持ち次第。差別しているのは誰ですか?先述した通り他人に見せなければあなたが障害者だと決定づけられることはありません。

あなたは、自分を差別していませんか。

手帳を持っていることは、決して恥ずかしいことではありませんよ。

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