好きなことを仕事にした先輩に失望した話

「好きなことを仕事にする」ことについてどう思いますか?

羨ましい?世の中そんなに甘くない?

会社辞めて起業するぜ!とインターネットで発言する人に対し、「安定第一」「石の上にも三年」とお説教する人が見られるほど、

日本人はレールに乗った安定した人生を好む人が多いようです。

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好きなことを仕事にする決意をした先輩の話

私が通っていた高校はいわゆる進学校で、将来目指す先は公務員・大企業、と安定した道を進む人が多いところでした。

地方国公立、MARCHと関関同立以外の私大に進んだ人は学歴コンプレックスを抱えている人が多く見られましたし、私もその一人でした。

「好きなことを仕事にした」先輩はもともと医者を目指していました。

ある日、私は先輩に呼ばれ食事をすることになり、そこで進路の話になりました。

俺、バリスタになろうと思う

「えっ」

「都会に出て、たくさんの人に出会ってるうちに気付いたんだよね

世の中にはこんなに自由で、楽しく生きてる人がいるんだって。

コーヒーの魅力に気付いて、いろんなカフェを巡ってるときにたくさんの人に出会った。

その場にいるだけでも幸せだけど、俺がそんな空間を作ってみたい」

「そうなんですね・・・。突然だから、びっくりしました。学校はやめるってことですか?」

「うん。退学する。今まで目指してたけど、学校で勉強や実習受けてるときに思ったんだ。

俺、医者の生活想像したときにこの仕事したくないわって思った。

長時間病院に拘束されて人生の大半をこんな風に過ごすのかと想像したら自然とやめたいという気持ちが湧いてきた。」

この話を聞いた時、私は正直先輩に失望しました。

田舎から都会に出て浮かれてんじゃねーの?

今やってる勉強や実習がつらいから、逃げたいんじゃないの?

高校時代の先輩はしっかりと物事を考えて冷静に判断する人物でした。どこか物憂げで、周りのおバカ高校生とはどこか違う雰囲気を醸し出していました。

感情的で短絡的に話す私には真似できない話し方をする人でした。それ故尊敬していました。

そんな先輩がパリピウェイになったかと思うと残念でなりません。

がっかりはしたけど、そんなこと先輩に対して言えないので応援していることを伝え、その日は解散しました。

後日、退学したという連絡が来ました。

「学校は退学した。でも親にバリスタになることめっちゃ反対されてる。

そらそうだろうな!高い学費出して送り出した息子が突然バリスタ志望やで!?

「でも絶対諦めない。」

「先輩はこれからどうするんですか?専門学校に通うとか?」

「いや、まだ決まってない。」

決まってないんかーーーーい。

「好きなことを仕事にする」私の考え

さて、当時私は好きなことを仕事にすることに対して否定的な考えでいました。

進学校から難関大学に進学し、安定した職業に就くことこそ真っ当な人生だと。

現実が見えていない、嫌なことから逃げてるだけ、社会はそう甘くない、せっかく手に入れた安定の切符を手放すのか。・・・そんな思いから先輩のとった行動は理解できませんでした。

しかし私は双極性障害を抱えながら仕事をしているうちに、だんだん考えが変わってきました。

先輩は医者になる前にバリスタになったから良かったのではないか?

医者になった後ではもう引き返すことができずに、やりたくないことに従事し、

あのときバリスタになっていれば、と一生後悔するのではないだろうか。

先輩がバリスタになったことで失望するのは誰でしょうか?

それは、先輩本人ではなく周りの人です。

私のような直接先輩の人生に関りのない人が勝手に話に持ち出し、「あいつ落ちぶれたよなー」と囁くだけです。

もちろん最初は親は納得しないかもしれません。

高い学費をかけて期待していた子供が突然バリスタになると言い出したことを受け入れられないでしょう。

後に、反対していた親も熱心な説得により「やるだけやってみろ」となったようです。

バリスタになったことで先輩が幸せそうに過ごしていたら両親も納得するのではないでしょうか。

医者として生きる息子がつらそうにしているのを見るのとどちらがいいでしょう。

本人は後悔するでしょうか。

医者と比べてしまうと安定性、収入の面では劣るでしょう。

でもきっと先輩は後悔しないと思います。

あの時決断したことに迷いはないでしょうし、今は「楽しいことだけしていたい」と幸せそうですから。

好きなことを仕事にしたいなら、周りがなんと言おうとやるべきです。

とやかく言うのは部外者です。自分が経験したわけでもないのに、えらそーに上から目線で語ります。

周りに迷惑かけないなら、部外者は無視して好きなことをどんどんやりましょう。周りの意見に流されて不幸になる人生なんてどこがおもしろいんだい?

ただ、いくら好きなことでも仕事は仕事です。自分に向いているか?その仕事をしている中で嫌なことがあっても、現実を知っても続けられるのかは見切り発車する前に考慮しておきたいです。

部外者は勝手に自分の意見を押し付ける

勝手にイメージを作り上げ、勝手に自身のイメージを押し付けることを私は先輩にしていたようです。

先輩はこういう人だから、とレッテルを張っていました。

それで、イメージと違う行動をしたら勝手にがっかりしていました。

人の性格は変わらないようでいて、けっこう周りの環境に影響されるものなんですね。

大人になると場面ごとに見せる顔を変えないといけない時も増えます。自分が他人に対して持っているイメージはかなり不確かなものだと感じます。

その後の先輩といえば・・・マルチ商法にはまっていたようです。

やっぱり、がっかりだなぁ~~~~!!

ま、部外者のいうことなど気にせずどうか幸せになってくださいませ。お祈り申し上げます。

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